最新版 糖尿病虎の巻-新時代の糖尿病診療を実践する
合併症をみる 糖尿病性神経障害の新たなマネージメント戦略
中村 二郎
1
1愛知医科大学病院 糖尿病センター
キーワード:
角膜
,
血糖
,
三環系抗うつ剤
,
神経線維
,
生検
,
糖尿病性神経障害
,
皮膚
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
共焦点顕微鏡検査法
,
ランダム化比較試験
,
Pregabalin
Keyword:
Pregabalin
,
Blood Glucose
,
Antidepressive Agents, Tricyclic
,
Biopsy
,
Cornea
,
Diabetic Neuropathies
,
Nerve Fibers
,
Skin
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
Microscopy, Confocal
pp.658-663
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011353501
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
・糖尿病性神経障害は、患者のQOLおよび生命予後をも左右する重要な合併症である。・神経障害の診断基準として、「糖尿病性多発神経障害の簡易診断基準案」と「Michigan Neuropathy Screening Instrument」が用いられている。・神経障害の発症・進展阻止および治療の基本は厳格な血糖コントロールの維持にある。・成因に則った治療薬であるアルドース還元酵素阻害薬による介入が有用である。・自覚症状の強い場合には症状に合わせた対症療法薬を用いることにより、QOLの改善が期待される。
©Nankodo Co., Ltd., 2011