最新版 糖尿病虎の巻-新時代の糖尿病診療を実践する
個でみる糖尿病 2型糖尿病の経口薬
税所 芳史
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1慶応義塾大学 医学部腎臓内分泌代謝内科
キーワード:
医学会
,
血糖降下剤
,
ライフスタイル
,
多剤併用療法
,
糖尿病-2型
,
経口投与
,
薬物共力作用
,
アルゴリズム
,
インスリン分泌細胞
,
オーダーメイド医療
,
アメリカ
,
早期医療介入
Keyword:
Administration, Oral
,
Algorithms
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Drug Synergism
,
Drug Therapy, Combination
,
Hypoglycemic Agents
,
Life Style
,
Societies, Medical
,
United States
,
Insulin-Secreting Cells
,
Precision Medicine
,
Early Medical Intervention
pp.627-633
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011353495
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・インクレチン製剤の国内発売により「インクレチン元年」と呼ばれた2010年に象徴されるように、2型糖尿病の治療薬は近年大きな進歩を遂げ、治療の選択肢も広がっている。・現在国内で使用可能な抗糖尿病薬はスルホニル尿素薬、ビグアナイド薬、チアゾリジン薬、α-グルコシダーゼ阻害薬、グリニド、インスリン、そしてインクレチン製剤であるdipeptidyl peptidase 4(DPP-4)阻害薬とglucagon-like peptide 1(GLP-1)受容体作動薬がある。・さまざまな作用機序による薬剤の登場で、より2型糖尿病の病態に即した治療の選択が可能となった一方で、治療の多様化により個々の患者に対する最適な治療の選択に迷う場合も多くなっている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011