甲状腺疾患 日常診療のTips and Essence
診断 甲状腺機能異常 いかに疑い、何を検査するか
田口 亮
1
,
山田 正信
1群馬大学 医学部病態制御内科学
キーワード:
Thyrotropin
,
Thyroxine
,
甲状腺疾患
,
鑑別診断
,
紹介と相談
,
抗甲状腺抗体
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Referral and Consultation
,
Thyroid Diseases
,
Thyrotropin
,
Thyroxine
pp.17-20
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011078916
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・体重減少やコレステロール値の異常、認知機能障害、心房細動などの症例では甲状腺機能異常も考慮する。・甲状腺機能異常を疑った場合、まず血清TSH値と遊離T4を測定する。・視床下部-下垂体・甲状腺系が正常であれば、甲状腺機能異常の診断は比較的容易である。・血清TSH値と遊離T4値の相関が異常の場合は専門医への紹介が望ましい。・クリーゼを疑う症例、ほかの合併症がある症例、妊婦、妊娠希望者などは専門医への紹介が必要である。
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