甲状腺疾患 日常診療のTips and Essence
診断 薬剤性甲状腺機能異常
西川 光重
1
,
豊田 長興
,
野村 惠巳子
1関西医科大学 第二内科
キーワード:
Amiodarone
,
Dopamine
,
Estrogens
,
Interferons
,
性腺刺激ホルモン放出ホルモン
,
甲状腺機能低下症
,
甲状腺ホルモン
,
ヨウ素
,
甲状腺中毒症
,
抗HIV剤
,
Sunitinib
Keyword:
Amiodarone
,
Dopamine
,
Estrogens
,
Hypothyroidism
,
Iodine
,
Interferons
,
Gonadotropin-Releasing Hormone
,
Thyroid Hormones
,
Thyrotoxicosis
,
Anti-HIV Agents
,
Sunitinib
pp.21-26
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011078917
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・種々の領域で使用される多くの薬剤が甲状腺機能に影響を与えうる。・甲状腺中毒症、低下症のいずれも起こしうる薬剤に、インターフェロン、amiodarone、分子標的治療薬などがある。・甲状腺機能低下症をきたす薬剤には、甲状腺ホルモンの合成・分泌を抑制するものとTSHを抑制するものがある。・甲状腺ホルモンの代謝を変化させる薬剤や、甲状腺ホルモンと同時に投与すると、その吸収を阻害する薬剤もある。・甲状腺中毒症では、バセドウ病タイプか破壊性甲状腺中毒症かを診断して、それぞれの病態に応じた治療を行う。・甲状腺機能低下症では、T4投与を開始または増量したり、原因薬剤との投与間隔をあけたりして対応する。
©Nankodo Co., Ltd., 2011