免疫性神経疾患 新たな治療戦略に向けて
免疫性神経疾患における病態解明と治療の進歩 早期診断のもつ意味
野原 千洋子
1
1東京都保健医療公社荏原病院 神経内科
キーワード:
IgG
,
Interferons
,
Steroids
,
自己抗体
,
自己免疫疾患
,
神経系疾患
,
鑑別診断
,
生物学的製剤
,
血液浄化法
,
静脈内投与
,
早期診断
,
病態生理
Keyword:
Autoantibodies
,
Autoimmune Diseases
,
Biological Products
,
Diagnosis, Differential
,
Immunoglobulin G
,
Interferons
,
Nervous System Diseases
,
Steroids
,
Early Diagnosis
,
Administration, Intravenous
pp.748-750
発行日 2010年5月1日
Published Date 2010/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010193457
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この半世紀、免疫性神経疾患の病態解明、治療は著しく進歩した。早期診断が早期治療につながり、結果として後遺症を最小限に抑えることが可能となってきている。病態・病型の違いや病期により、以前より細かな治療が可能となった。免疫性神経疾患の患者は、初診時かかりつけ医や内科、整形外科、精神科を受診することが多く、その主訴も漠然としていることがある。このような場合、免疫性神経疾患の可能性も常に鑑別として頭に入れて置く必要がある。
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