増加するアレルギー疾患 内科医にとっての最良のアプローチとは
喘息管理の新しい指標 呼気NO
粒来 崇博
1
1国立病院機構相模原病院 臨床研究センター
キーワード:
呼吸機能検査
,
呼気検査
,
喘息
,
一酸化窒素
,
診療ガイドライン
Keyword:
Breath Tests
,
Asthma
,
Nitric Oxide
,
Respiratory Function Tests
,
Practice Guidelines as Topic
pp.655-657
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010137788
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気道炎症の指標として期待される呼気一酸化窒素濃度(FeNO)について概説する。FeNOは気道好酸球性炎症の完全非侵襲性マーカーであることから、診断および治療評価に有用と考えられる。利点は侵襲のない簡単な測定であること、欠点は測定器が高値であることがあげられる。より普及しやすい方法論としてポータブル測定器、オフライン法が考案され研究が進みつつある。
©Nankodo Co., Ltd., 2010