気管支喘息包囲網-喘息死ゼロへ向けた最後の10年へ
気管支喘息のガイドラインに基づく診断の実際
岩永 賢司
1
,
東田 有智
1近畿大学 医学部呼吸器・アレルギー内科
キーワード:
呼吸機能検査
,
鑑別診断
,
喘息
,
病歴聴取
,
有病率
,
気管支反応性亢進
,
診療ガイドライン
Keyword:
Asthma
,
Diagnosis, Differential
,
Medical History Taking
,
Respiratory Function Tests
,
Bronchial Hyperreactivity
,
Prevalence
,
Practice Guidelines as Topic
pp.384-389
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011320531
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・わが国の喘息患者数は増加してきている。喘息がコントロールされなければQOL低下、救急外来受診、欠席・欠勤、入院、発作による死亡などがもたらされるため、内科医にとって、喘息対策は日常診療において重要である。・喘息の診断にガイドラインの果たす役割は大きく、主に日本アレルギー学会監修の『喘息予防・管理ガイドライン2009(JGL 2009)』と国際ガイドラインである『GINA2010』とが利用されている。・よりよい喘息診療を行うためには、これらのガイドラインに基づいて、ときには専門医と連携しながら、適切な喘息診断を行って十分な治療を行わなければならない。
©Nankodo Co., Ltd., 2011