肺癌生存期間延長の謎 今何が起こっている?
肺癌診療の基礎知識 高齢者進行非小細胞肺癌の治療
工藤 新三
1
1大阪市立大学 大学院医学研究科呼吸器病態制御内科学
キーワード:
Cisplatin
,
腫瘍多剤併用療法
,
肺腫瘍
,
臨床試験
,
高齢者
,
肺癌-非小細胞
,
高齢者評価
,
Docetaxel
,
Gemcitabine
,
Vinorelbine
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Aged
,
Carcinoma, Non-Small-Cell Lung
,
Cisplatin
,
Clinical Trials as Topic
,
Lung Neoplasms
,
Geriatric Assessment
,
Vinorelbine
,
Gemcitabine
,
Docetaxel
pp.249-254
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009125127
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人口の高齢化が進み高齢者肺癌が増加し高齢者に特化した臨床試験が必要である。高齢者進行非小細胞肺癌の標準治療は第3世代抗癌薬による単剤治療である。プラチナ製剤+第3世代の抗癌薬の併用療法の有効性を第III相比較試験で明らかにしていくこと、分子標的薬剤についての臨床試験がさらに進められるべきである。暦年齢によらない高齢者肺癌の治療とケアのために、CGA(comprehensive geriatric assessment)などによる治療前の評価を行い治療の個別化をしていく必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2009