肺癌生存期間延長の謎 今何が起こっている?
非小細胞肺癌の標準治療と今後の展望 セカンドライン以降の治療薬の選択
武田 晃司
1
1大阪市総合医療セ 臨床腫瘍センター臨床腫瘍科
キーワード:
腫瘍進行度
,
肺癌-非小細胞
,
診療ガイドライン
,
ランダム化比較試験
,
Docetaxel
,
Pemetrexed
,
Erlotinib
,
Gefitinib
,
生存期間
Keyword:
Pemetrexed
,
Erlotinib Hydrochloride
,
Carcinoma, Non-Small-Cell Lung
,
Neoplasm Staging
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Practice Guidelines as Topic
,
Docetaxel
,
Gefitinib
pp.261-266
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009125129
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進行非小細胞肺癌の治療においても、標準治療としてのセカンドライン以降の治療が確立された。ファーストラインのプラチナ併用療法後には、docetaxel、pemetrexed、gefitinib、およびerlotinibの単剤がセカンドライン治療として用いられる。上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)であるgefitinibとerlotinibについては、これらの薬剤が有効と考えられる患者を選択して、より早期に投与することが行われようとしている。またpemetrexedとgefitinibは、ファーストラインのプラチナ併用療法に引き続きメインテナンス治療として投与することで、生存期間の延長をもたらすことが報告された。
©Nankodo Co., Ltd., 2009