新時代の不整脈診療 突然死をいかにして防ぐか
非薬物療法 治療するうえでのポイント ICDのエビデンスとその実際について知る
横山 泰廣
1
,
佐藤 康弘
1国立病院機構災害医療センター 循環器内科
キーワード:
臨床試験
,
機器機能不全
,
植込み型除細動器
,
心筋虚血
,
多施設共同研究
,
突然死-心臓
Keyword:
Clinical Trials as Topic
,
Equipment Failure
,
Multicenter Studies as Topic
,
Myocardial Ischemia
,
Death, Sudden, Cardiac
,
Defibrillators, Implantable
pp.518-522
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008289962
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低左心機能を伴う虚血性心疾患、非虚血性拡張型心筋症に対する植込み型除細動器(ICD)の一次、二次予防効果は、大規模臨床研究よりほぼ確立されてきた。肥大型心筋症、不整脈源性右室心筋症、QT延長症候群、Brugada症候群、カテコラミン感受性多型性心室頻拍、QT短縮症候群、特発性心室細動などに対する一次予防効果については、研究が続けられている。ICDの機能は進化を遂げるとともに、複雑化している。最近の研究報告を踏まえて、ICDのエビデンス、植込み手順、問題点、合併症について概説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2008