悪性リンパ腫診療update in 2008 最新のエビデンスに基づく診断と治療
悪性リンパ腫を捉える 正確な診断に必要な方法論 リンパ腫の病期診断とFDG-PET
伊豆津 宏二
1
1NTT東日本関東病院 血液内科
キーワード:
抗腫瘍剤
,
腫瘍進行度
,
リンパ腫
,
治療成績
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
陽電子放射型断層撮影
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Lymphoma
,
Neoplasm Staging
,
Treatment Outcome
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Positron-Emission Tomography
pp.262-266
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008287677
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リンパ腫の患者では治療前の診察、血液検査、CT、骨髄生検により病変の広がりを把握し、Ann Arbor分類に基づいた病期診断を行う。症状により消化管内視鏡検査や脳MRI検査、髄液検査など必要な検査を追加する。FDG-PETは、リンパ腫の病期診断、治療効果判定の際に広く用いられるようになってきた。新しいリンパ腫の治療効果判定規準では、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、Hodgkinリンパ腫の完全奏効の判断の際にFDG-PETで集積像がないことを確認する必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2008