発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008178587
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症例は大島分類2の脳性麻痺を有する44歳男性で、39歳時より胃食道逆流症による誤嚥性肺炎を繰り返し、誤嚥性肺炎防止目的に胃瘻造設を行ったが、造設5年後にコーヒー様残渣物の嘔吐が出現した。内視鏡で下部食道に隆起性病変が確認され、生検の結果、中分化型腺癌と診断し、開腹にて胸部下部食道・噴門側胃切除術、食道空腸吻合術ならびに胃瘻造設を行い、病理組織学的にBarrett食道腺癌と診断された。
©Nankodo Co., Ltd., 2008