発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007007020
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骨髄異形成症候群(MDS)の予後予測と治療の層別化には,国際予後スコアリングシステム(IPSS)が有用である.すなわちIPSSでlow,INT-1のMDSに対しては支持療法や免疫療法が中心となり,IPSSが1上昇するか新たな染色体異常が出現した時期に造血細胞移植治療を行うことで長期生存が期待できる.一方,INT-2,HighのMDSでは化学療法のみでの長期生存は困難であるため,早急な造血細胞移植治療が治療戦略上で重要になってくる.しかしながらその病期あるいは移植治療にいたる過程において,化学療法という手段が必要か否かは依然として不明である
©Nankodo Co., Ltd., 2006