発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006268940
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栄養療法は,重症患者管理において欠くべからざる重要性をもつ.とくに経静脈栄養は消化管が使用できない場合に威力を発揮するが,反面,非生理的な手段であり,合併症をきたす場合もある.導入にあたっては,必須薬剤や禁忌を熟知しておく必要がある.本稿では,主要な経静脈栄養法である中心静脈栄養を施行する場合に,最低限知っておくべき事項について概説する.基本事項としてエネルギー代謝,アミノ酸必要量,脂質必要量に触れたのち,経静脈栄養の調製と投与方法,合併症対策について述べる
©Nankodo Co., Ltd., 2006