発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006268935
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救急外来・ICUにおける輸液といっても,常にその原則は変わらない.診断と治療の一環としての輸液である.電解質輸液剤には,いわゆる細胞外液補充液(細胞外液剤)と維持液剤とがある.近年重炭酸リンゲル液が使用されはじめている.外傷ショックの場合,上肢に太い末梢静脈路を2本とり,細胞外液で初回は,1~2l(大人),または20ml/kg(小児)を輸液する.熱中症治療の原則は,細胞外液輸液と物理的冷却である.熱傷の病期は, 1)ショック期, 2)re-filling期, 3)感染症期,に分けられる
©Nankodo Co., Ltd., 2006