発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006268938
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緩和ケアにおける輸液の目的は症状の緩和である.そのため,いわゆる一般内科的な輸液の目的や具体的な投与とは異なる.終末期にある患者の身体的,精神的,社会的状況を考慮した輸液計画を立てることが望まれる.「食べられないから輸液」といった短絡的な輸液ではなく,緩和ケアにおける輸液計画を適切に立てられるように,そのポイントをあげている.終末期の患者における輸液に関するエビデンスを数多く取り上げた.それらをもとに,緩和ケアにおける適切な輸液とは何かを考えるきっかけにしてほしい
©Nankodo Co., Ltd., 2006