発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006127515
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アジア人糖尿病の大規模臨床試験や前向き疫学研究に基づくエビデンスは,これまで不十分であった.JDCSは,日本全国の2型糖尿病患者2,200人余を前向きに追跡している臨床研究である.JDCSのデータにより,日本人と欧米人の糖尿病患者を比較すると,肥満や合併症の頻度,合併症のリスクファクターなど,さまざまな違いがみられることが明らかになった.日本人糖尿病患者に最適化された治療のためには,多数の日本人糖尿病患者から得られた臨床エビデンスがさらに充実することが望まれる
©Nankodo Co., Ltd., 2006