発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006127517
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境界型の治療の目標は,糖尿病と動脈硬化性疾患の発症を予防することである.境界型やメタボリックシンドロームの治療のための第一歩は,軽微な危険因子でも集積することにより動脈硬化性疾患を発症するということを,医療者が十分に認識することである.生活習慣の改善を試みる際には,減量の目標は標準体重まで減らすことが理想であるが,困難であれば現体重の5~10%の体重を減量し,それを維持するよう心がける.生活習慣を改善しても効果が得られなければ,積極的にメタボリックモジュレーターを投与し,少しでも危険因子を減らす工夫も必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2006