発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006040997
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76歳女.1ヵ月前に出現した首下がりが徐々に増悪した.頸部背屈力の低下を認めたが,他に異常所見はなかった.頸部MRIでは頸椎性変化をC4~C6レベルに認め,表面筋電図では僧帽筋の活動増加を認めたが,胸鎖乳突筋の活動は正常であった.針筋電図では頭板状筋に線維自発電位と陽性鋭波を強く認めた.1年間の経過観察を行ったところ他の筋に症状が出ることはなく,首下がりは頸椎症によるものと診断した
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