発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006012492
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抗菌薬のPK/PDを考慮して,適正に投与量・投与間隔を変更することが大切である.βラクタム系薬は時間依存性で,効果ともっとも関連するのはtime above MICであるが,経口薬は腸管からの吸収があまり良好ではなく,臓器への移行性を考慮すると低用量での使用は問題である.注射薬の効果を最大にするためには,1日投与回数を増加させる,もしくは点滴時間を延長する方法がある.キノロン系薬はAUC/MIC(AUIC)がよい指標とされる.1回100mg 1日3回投与に比べ1回200mg 1日2回投与法の有用性が認められた.アミノグリコシド系薬は高用量投与でピーク値を高める一方,トラフ値を下げることが望ましい
©Nankodo Co., Ltd., 2005