発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005266991
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われわれ現代人は,飢餓,怪我,感染に対して,強靱な生体防御機構を獲得しているが,その裏返しにある飽食,病的血栓,免疫に対する制御機構の調整は十分ではない.世界に類をみない高齢化社会に突入したわが国では,今後,心血管緊急症(急性冠症候群,急性虚血性脳卒中,急性肺塞栓,急性大動脈解離,心不全など)が増加していく.心血管緊急症の今後の課題は,心原性ショックに陥った,または発症早期心停止(主に心室細動)に陥った患者に対する,救急医療体制の構築である
©Nankodo Co., Ltd., 2005