発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005253140
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悪性リンパ腫の治療に用いられる抗癌薬は 1)トポイソメラーゼ阻害薬, 2)アルキル化薬, 3)微小管阻害薬, 4)代謝拮抗薬, 5)白金化合物, 6)その他,と多岐にわたる.Hodgkinリンパ腫に対する化学療法の代表はABVD療法,非Hodgkinリンパ腫に対する化学療法の代表はCHOP療法(B細胞性リンパ腫ではR-CHOP療法)である.サルベージ治療としてEPOCH療法,ESHAP療法,ICE療法などがある.化学療法の副作用は,血液毒性と非血液毒性(消化器,心毒性など)に分けて対応する必要がある.化学療法を開始する前に,各症例の肝機能,腎機能,年齢などを考慮して治療方針を決定する必要がある.また併用薬剤には十分注意を要する
©Nankodo Co., Ltd., 2005