発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005108059
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多発性筋炎(PM)/皮膚筋炎(DM)の治療の第一選択薬は副腎皮質ステロイド薬で,ステロイド投与量を減じるためあるいは治療抵抗性の症例に免疫抑制薬が用いられる.これら通常の治療が無効の症例,あるいは副作用や合併症で使えない症例に,γグロブリン0.4g/kgを5日間連続点滴静注する,γグロブリン大量静注(IVIG)療法が使われる(現在保険適用を申請中).厚生省自己免疫疾患調査研究班,IVIG研究会のステロイド抵抗性のPM/DMに対する前向き試験では,血清CK値,徒手筋力テストによる筋力,ADLの改善が投与2~4週の早期に認められている.副作用として重篤な報告は少ない
©Nankodo Co., Ltd., 2005