発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005108055
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膠原病においてステロイドはもっとも頻用される薬剤であり,治療の中心として用いられる.一方,長期に使用するため,その副作用も多彩で,重篤な病態を引き起こすこともまれではなく,投与に際しては十分な注意を払い,最低限の投与となるように心掛けるべきである.病態に応じて免疫抑制薬の併用によりステロイドの総投与量を減らすことが可能である.膠原病に対するステロイド使用の実際と,臨床上重要な副作用への対策をまとめた.ステロイドの投与に際しては患者・家族へ十分なインフォームドコンセントを行い,中止による二次性副腎不全クリーゼの危険性に対する教育も必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005