発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002206923
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脳組織へ直接遺伝子導入ベクターを注入し,細胞障害カスケードを阻害する遺伝子や細胞保護的に働く遺伝子を予め導入しておくと,虚血侵襲を受けた脳組織が保護されることが報告されている.ただし問題は,救済される範囲が限局される点である.脳血管障害を対象とする遺伝子治療は,脳梗塞やクモ膜下出血等に対しては,現在のところ,いまだ基礎研究の段階にすぎない
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