発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001265686
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74歳女.頭痛を訴え受診し,一過性健忘(TGA)と診断され入院した.頭部MRIではT2強調像で大脳深部白質にネクラ認めるのみであったが,拡散強調像では左海馬傍回に高信号領域が認められた.発作は1999年10月1日11時30分に始まり18時30分頃に終了したと考えられた.発作中及びその後2ヵ月にわたって,三宅式による経過追跡を行った.有関係対話試験は発作翌日迄に正常化した.しかし,無関係対話試験は2ヵ月かけて徐々に改善が認められた
©Nankodo Co., Ltd., 2001