診察と検査
整形外科外来成人患者のばね指調査
新行内 義博
1
,
小泉 憲之
,
上村 民子
,
北 秀幸
,
諸橋 彰
,
名嘉 準一
1所沢中央病院 整形外科
キーワード:
性因子
,
インタビュー
,
年齢因子
,
意識調査
,
ばね指
,
外来診療
Keyword:
Age Factors
,
Ambulatory Care
,
Interviews as Topic
,
Sex Factors
,
Trigger Finger Disorder
pp.359-361
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017272424
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整形外科外来を受診した2006例(男842例・女1164例・平均年齢62.6歳)を対象に、ばね指罹患割合、ばね指の既往歴、認識率等を検討した。外来患者に指を屈伸させ、引っかかりがないか診察を行い、引っかかりのある患者はばね指と診断した。ばね指症状のある患者は2006例中98例(4.9%)、平均年齢68.6歳であった。男35例(42%)・平均年齢71.7歳、女63例(5.4%)・平均年齢66.9歳であり、男性の年齢が女性より高い傾向にあった。ばね指の認識は2006例中757例(37.7%)、男842例中192例(22.8%)、女1164例中565例(48.5%)であり、女性は男性の2.1倍認識していた。ばね指の認識に関しては、既往からが203例(男50例・女153例)、友人・知人・同僚等からが156例(男19例・女137例)、親族からが76例(男24例・女52例)、テレビ・新聞等のメディアから77例(男17例・女60例)、その他245例(男82例・女163例)であった。
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