研究
新型コロナウイルス対策による施設での昼食提供中止が透析患者の栄養状態に及ぼす影響
村田 優香
1
,
福田 真佑子
,
山口 舞
,
大塚 修子
,
大塚 恭弘
,
斎藤 たか子
,
安藤 哲郎
,
筒井 貴朗
,
小川 哲也
,
伊藤 恭子
,
永野 伸郎
1平成日高クリニック 栄養科
キーワード:
栄養評価
,
エネルギー摂取量
,
給食
,
血液透析
,
Hemoglobins
,
血糖
,
腎不全-慢性
,
糖尿病性腎症
,
血中尿素窒素
,
インタビュー
,
リン酸塩
,
感染予防管理
,
昼食
,
外来診療
,
健康的な食事
,
Human Serum Albumin
,
COVID-19
Keyword:
Blood Urea Nitrogen
,
Blood Glucose
,
Nutrition Assessment
,
Food Services
,
Renal Dialysis
,
Diet, Healthy
,
Hemoglobins
,
Kidney Failure, Chronic
,
Energy Intake
,
Infection Control
,
Phosphates
,
Serum Albumin, Human
,
Interviews as Topic
,
Diabetic Nephropathies
,
COVID-19
,
Ambulatory Care
,
Lunch
pp.165-169
発行日 2021年7月25日
Published Date 2021/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00714.2021334175
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当院の透析センターでは、栄養管理士による献立指導下に栄養バランスを考慮して1セットあたり約650kcalとなるように調理した昼食を院内のサロンで通院患者に提供してきた。2020年4月7日に「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が発出され、4月16日には全都道府県に区域変更されたのを受け、当院では4月20日からサロンでの昼食提供をやむなく中止した。今回、昼食提供中止(中止)が通院患者の栄養状態に及ぼした影響について、サロンでの昼食摂食頻度が週2回以下であった群と週3回群に分けて検討した。結果、週2回以下群では昼食からの摂取カロリー量の平均値が、中止3ヵ月前に比べて中止3ヵ月後に有意に増加していたのに対し、週3回群では有意に減少していた。また週3回群では中止時に比べて3ヵ月後に以下の栄養関連8指標の平均値が有意に低下していた。1)GNRI。2)nPCR。3)BUN。4)リン。5)総タンパク。6)Alb。7)Hb。8)血糖。
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