臨床室
足底に発生した有痛性・可動性のリウマトイド結節の1例
石突 正文
1
1石岡市医師会病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
滑液包
,
治療的洗浄
,
中足指節関節
,
リウマトイド結節
,
関節痛
,
亜脱臼
Keyword:
Bursa, Synovial
,
Metatarsophalangeal Joint
,
Therapeutic Irrigation
,
Radiography
,
Rheumatoid Nodule
,
Arthralgia
pp.265-267
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016169124
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81歳男。20年前より関節リウマチの加療中で、半年前より歩行に左足底の母趾中足趾関節(MTP)関節部痛を生じるようになったため当科を受診した。初診時、左足底の母趾MTP関節部に大豆大で、有痛性・可動性の腫瘤を認め、診断治療目的で腫瘤摘出術を行った。病理組織学的に足底に発生したリウマトイド結節であり、術後は速やかに歩行時痛が消失し、術後5年経過した現在、再発はみられない。
©Nankodo Co., Ltd., 2016