経験と考察
C型肝炎感染を合併した関節リウマチ患者に対する生物学的製剤の使用経験
小林 志
1
,
宮本 誠也
,
櫻場 乾
,
杉村 祐介
,
宮腰 尚久
,
島田 洋一
1秋田県厚生農業協同組合連合会平鹿総合病院 整形外科
キーワード:
Methotrexate
,
ウイルスRNA
,
肝炎-C型
,
ヘパシウイルス
,
関節リウマチ
,
酵素
,
赤血球沈降速度
,
注射
,
治療成績
,
Etanercept
,
Infliximab
Keyword:
Etanercept
,
Infliximab
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Blood Sedimentation
,
Enzymes
,
Hepatitis C
,
Methotrexate
,
Injections
,
RNA, Viral
,
Hepacivirus
,
Treatment Outcome
pp.1043-1047
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016017281
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C型肝炎感染を合併した関節リウマチ患者3例に対し生物学的製剤を投与し、治療成績について検討した。対象は全例女で、年齢は平均62歳であった。Steinbrocker分類はstage IIが2例、IVが1例、class IIが2例、IIIが1例であった。投与した生物学的製剤はインフリキシマブが1例、エタネルセプトが2例で、平均投与期間は17ヵ月であった。投与前後のDAS28-ESRの変化量は-0.60~-1.67で、moderateからgood responseで概ね疾患活動性はコントロールされた。3例とも肝酵素とHCV-RNAの推移に変化はなく、有害事象も認めなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015