問題点の検討
関節リウマチ患者におけるゴリムマブの治療効果 疾患活動性維持効果の検討
若林 弘樹
1
,
西岡 洋右
,
長谷川 正裕
,
南 有加里
,
西岡 久寿樹
,
須藤 啓広
1三重大学 大学院整形外科
キーワード:
Prednisolone
,
関節リウマチ
,
皮下注射
,
治療成績
,
Infliximab
,
Golimumab
Keyword:
Infliximab
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Injections, Subcutaneous
,
Prednisolone
,
Treatment Outcome
,
Golimumab
pp.549-551
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014325139
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
関節リウマチ(RA)に対するゴリムマブ(GLM)投与の治療効果をはじめ継続率、合併症について検討した。対象はRA患者8例(平均60.1歳)で、うち7例がインフリキシマブからの切り替えであった。GLMの投与については全例、50mgを4週ごとに皮下投与した。その結果、平均disease activity score 28は治療前2.92が、治療12週で2.52、24週で2.39と維持されていた。疾患活動性は治療前が寛解2例、低疾患活動性3例、中等度疾患活動性3例であったが、24週後では疾患活動性は維持されており、中止例はなかった。mHAQはclass 3であった1例が悪化したが、7例は維持もしくは改善され、平均0.34と維持されていた。尚、1例で感冒に罹患したが、外来投薬で治癒し、GLM投与継続に影響はなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2014