発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012175561
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人工股関節においてカップ外方開角(α)を40°と45°に、ネックステム角を135°に設定し、3種の設定可動域(ROM)条件の違いによるカップ前方開角(βrad)とネック前捻角(b)の最適な組み合わせを比較検討した。各組み合わせの範囲(セーフゾーン)を数式より求め、設定ROM条件ごとにグラフ化し、最適な組み合わせの数式を作成した。セーフゾーンはβradが大きくなるとbが小さくなる形状を示した。α45°のセーフゾーンはα40°より大きくなり、厳しいROM条件ではそのセーフゾーンは小さくなった。3種のROM条件でβradとbのセーフゾーンの最適組み合わせの数式は多少であるが異なり、α40°、45°でb20°ではβradの違いは5°以内であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2012