発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2011055703
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32歳男性。患者は左足関節部、足部の腫瘍を主訴に近医を受診、多発性腫瘍を指摘され、著者らの施設へ紹介となった。入院時、左足関節外側、足背部および足底部に腫瘍がみられ、MRI T1強調画像では各腫瘍は高~中信号域が混在し、T2強調画像では高信号を呈していた。以上より、本症例は神経原性良性腫瘍が疑われ、診断治療目的で全腫瘍の辺縁切除術を行ったところ、、病理組織学的に足部に発生したsegmental schwannomatosisと診断された。目下、1年経過現在、再発や転移は認められていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2010