発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2009099224
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2施設間において同一術者により日帰りまたは短期入院で施行した腰椎麻酔下膝関節関節鏡手術106例(A施設54例、B施設52例)を対象として、術後早期の経過および麻酔に伴う合併症発生率などを比較検討した。A施設は全例日帰り手術であり、B施設は21例(40.4%)が日帰り手術(B-DS群)、31例(59.6%)が短期入院し(B-H群)、B-H群の平均入院日数は2.3日であった。B-DS群の平均年齢がB-H群と比較して有意に低かったが、他の項目や腰椎麻酔による合併症などは各群間で有意差を認めなかった。いずれの群においても日帰りまたは短期入院に関して術前の計画どおりであり、B-H群の入院希望理由は漠然とした不安感15例、術後の痛みへの不安11例、その他5例であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009