発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007308712
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人工股関節全置換術(THA)後の肺塞栓症(PE)の予防対策として、持続硬膜外麻酔、術前~術後2ヵ月の弾性ストッキング、術後48時間継続以降4時間/日で7日目までの間欠的空気圧迫法、足関節底背屈運動励行、24時間以内の早期荷重歩行訓練、退院後42日間のアスピリン内服を行っている。その結果、THAを施行した432例(男性57例、女性375例、平均年齢60.7歳)において術後3ヵ月までに症候性PEや致死的PEは認めず、上記の予防対策は有効と考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007