発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006197916
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骨接合,創外固定などの手術において伝達麻酔を施行した102例を対象に局所麻酔薬使用量を調べた.「今日の治療薬」(江南堂)に記載された基準用量を超える過量投与は29例に認めた.看護記録に「ふらつく」「ボーッとする」など,局所麻酔中毒を疑わせる症状の記載があったのは13例で,うち11例は薬剤使用量が基準用量を超えていた.過量投与あるいは症状記載があったのは計31例(男13例・女18例,12~78歳)であった.麻酔医別にみると,医師9名中2名で薬剤投与量が多い傾向にあり,局所麻酔薬中毒を疑わせる記載もこの2名に多かった
©Nankodo Co., Ltd., 2006