発行日 2002年1月1日
Published Date 2002/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002132572
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plantar fibromatosisの2例を経験した.症例1は54歳女.右足底部の腫瘤を自覚して受診した.MRI所見ではT1,T2強調画像共に低信号域の,腫瘤状の腱膜の肥厚を足底部に認めた.腰椎麻酔下で手術を施行した.病理組織所見により密集した膠原線維組織よりなるfibromatosisと診断した.現在,術後3年半であるが再発していない.症例2は55歳男.左足底部の腫瘤を認めたが放置した.腰痛で初診したさいに,左足底部の腫瘤も精査を希望した.MRI所見ではT1,T2強調画像共に低信号域の,腫瘤状の腱膜の肥厚を足底部に認めた.局所麻酔下に手術を施行した.病理組織所見により密な線維の形成がみられるfibromatosisと診断した.現在,術後9ヵ月であるが再発していない
©Nankodo Co., Ltd., 2002