発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004248931
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25歳男.サッカー試合中につまずき,右膝が膝折れして受傷した.外側半月板損傷を合併した前十字靱帯(ACL)損傷と診断した.半月板徴候はなかったが,将来症状が発現する可能性を考え,バケツ柄状半月を一塊に切除した.同時に半腱様筋腱と薄筋腱によるACL再建術を施行した.病理組織像では実質の膠原線維は走行の乱れなく,表面に平行に配列し,一部に変性を認めるも断裂所見はなかった.術後8ヵ月時点で膝不安定性はなく,膝関節痛も訴えず経過良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2004