発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004248927
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21歳女.右腸骨部に3×5cmの弾性硬の腫瘤を触知し,軽度圧痛を認めた.右外側大腿皮神経領域に知覚異常を認めた.本例は腫瘍局在がEnneking分類P1で,腸骨の単独切除で臼蓋の温存が可能と判断した.切除縁確保のため中臀筋の全切除と股関節外転筋力再建が必要であった.手術にあたっては骨盤輪を温存しつつ,大腰筋の大転子移行を行い,外転筋力を再建することで比較的良好な術後下肢機能を得ることができた
©Nankodo Co., Ltd., 2004