発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004231716
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小児足関節外果裂離骨折新鮮例20例21足に対して保存的治療を行い,骨融合と,裂離骨片の転位の程度やギプス固定期間との関連について調査した.裂離骨片の転位が1mm未満,ギプス固定期間が4週間以上の症例が骨融合に有利であることが示唆された.骨融合が得られなかった症例の内11例12足に,ストレス撮影で距骨傾斜角および前方引き出し度ともに健側との有意差を認めた.これらの症例のうち,明らかな足関節不安定感を訴えるものはなかったが,3例4足が再捻挫による足関節不安定性を認めたため手術的治療を行った
©Nankodo Co., Ltd., 2004