発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004156777
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74歳女.20年来,左足関節外果部にすわりだこができており,自分で剥がしたところ,次第に足関節外側が腫れてきたため受診した.左足関節外果部感染性滑液包炎と診断し,局所処置後に抗生物質内服を処方したが,症状悪化のため入院した.抗生物質の経静脈投与を開始し,局所処置を続けたが,不良肉芽を形成したため,デブリドマンを行ったところ左足関節外果前下方に皮膚欠損が生じた.術後,スルファジアジン銀クリームを創部に使用し,感染が鎮圧化後より創傷被覆剤を使用した閉鎖療法を開始した.2ヵ月後にはすべて上皮化し,初診より半年を経た現在,足関節の可動域は左右差なく皮膚の状態も問題ない
©Nankodo Co., Ltd., 2003