発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004128399
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83歳女.左示指・中指遠位指節間(DIP)関節の痛みを主訴とした.DIP関節の炎症であること,RA反応陰性,ESR,CRP等の炎症反応に乏しいこと,RAの診断基準は満たさないこと,穿刺液の培養は陰性であったこと,DIP関節全体が腫れていたこと,関節運動に伴って痛みが生じたことから,痛風性関節炎と診断した.消炎鎮痛薬により急性関節炎をまず治療し,その後に腎機能低下に伴う高尿酸血症に対し尿酸産生抑制薬による治療を開始した.4年後の現在,同じ薬剤服用を続けることにより,血清尿酸値は良好にコントロールされており,手指DIP関節の腫脹,痛みは消失している
©Nankodo Co., Ltd., 2004