発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003308702
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
8歳男児.交通事故により右大腿骨骨幹部骨折を受傷し直達牽引を施行したが整復不良のため創外固定を行い,術後12週でも骨癒合を得られず18週後に骨癒合したと考えられた.退院後9日目に自宅で転倒し,同部位に再骨折を生じ入院となり,プレートによる内固定と骨折部への骨髄移植を併用した手術を行った.術後10日から膝の可動域訓練を開始し,術後2週で仮骨形成が確認された.術後12週で骨梁の連続性が認められ,外来にて経過観察し術後約1年でプレートを除去した.大腿骨の変形が認められたが,歩行に異常はなく,膝の関節可動域制限や脚長差を生じていない
©Nankodo Co., Ltd., 2003