発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003150380
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2000~2002年に片側の膝関節水腫のため歩行不能で往診を要請した関節リウマチ(RA)患者37例中,ステロイド関節内注入を行っても症状が改善せず,関節内に軟骨細片が多く排液が困難ではあるが関節拘縮が軽度でgrade III以下であった22例(男3例,女19例,平均59.2±8.8歳)を対象に出張鏡視下膝関節洗浄術を試みた.10例には3000mlの生理食塩水を用いて膝関節洗浄のみを行った(洗浄単独群).12例は関節内局所麻酔を行い,鏡視下にバスケット鉗子を用いて可及的に滑膜を切除し,洗浄を行った(関節鏡群).術後1ヵ月に通院可能な症例は洗浄群の2例(20%),関節鏡群は10例(83%)であり,有意差がみられた
©Nankodo Co., Ltd., 2003