発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003150381
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1996~2001年の5シーズンに当院を受診したスノーボード外傷患者3512例を対象としてアンケート,カルテ及び画像所見より,スノーボードによる頸背部外傷の傾向について検討した.全スノーボード外傷のうち頸背部外傷は9.8%に認められ,脊椎損傷は3.7%に認められた.脊椎損傷は転落による胸腰移行部が最も多く,近年重症度の高い骨折の頻度が増加していた.胸椎部では多発性圧迫骨折の高頻度に認められた.スノーボードによる脊椎損傷には部位によって発生頻度や損傷形態に特徴があり,診断の一助となりうると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2003