発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003111208
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48歳男.左母指の指尖部に圧痛を伴う腫瘤の存在を認め,爪甲の先端が変形していた.2週間後指尖部から角化した腫瘤が脱落して組織学所見によりkeratoacanthomaが疑われた為,腫瘍切除掻爬術を施行した.病理学的所見では,中心部で角質内に核が残存しているparakeratosis主体の著明なhyperkeratosisであり,顆粒層を欠く表皮肥厚が認められた
©Nankodo Co., Ltd., 2002