発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002233087
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18歳女.右鎖骨遠位部痛を主訴とした.X線検査で右鎖骨遠位1/3から肩甲骨にかけて骨硬化を伴わない不整な骨吸収像と骨皮質の破裂像を認め,血液検査でWBCとPLTの増加,CRP高値,ESRの亢進などを認めた.これらの所見から骨髄炎を疑ったが診断に至らず,生検により標記骨関節炎と診断した.その後施行した骨シンチグラフィ検査では右鎖骨から肩峰にかけて強い集積を認めた他,左上部肋骨,右大腿骨顆部にも集積亢進が認められた.消炎鎮痛薬の投与のみで自他覚症状共に改善した
©Nankodo Co., Ltd., 2002