発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002233690
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人工股関節全置換術(THA)を施行し,5年以上追跡した111例129関節(女115関節・男14関節,48~82歳)を対象に,ソケットの摩耗を計測し,比例ハザードモデルを用いて,ソケットの摩耗を促進する危険因子について検討した.全例の平均年摩耗量は0.045±0.049mm/年で,ソケットの弛みは5例に認められた.多変量解析では,性別男性,手術時年齢70歳未満,BMI標準と肥満,原疾患股関節症(OA),患者の活動性クラスIIとIII,ソケット傾斜角50°以上の6項目で,ハザード比が1を超え,危険因子と判定した
©Nankodo Co., Ltd., 2002