発行日 2002年2月1日
Published Date 2002/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002128264
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前十字靱帯を吸収性スクリューを使用して骨付き膝蓋腱で再建し術後18ヵ月以上経過した23例(A群)とチタン製スクリューを使用して再建した18例(T群)の治療成績を比較し,吸収性スクリューの使用上での問題点について検討を行った.A群とT群の治療成績は同等の結果であり,前十字靱帯再建術における吸収性スクリューの使用が有用であることが明らかとなった.スクリューの破損を予防するためには,過大なトルクを感じた場合には再度タップを行うべきである.スクリュー挿入時に生じるスクリューの摩耗粉に対する反応性炎症については関節水腫との関係は明らかにはできなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2002