発行日 2002年1月1日
Published Date 2002/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002128263
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腸脛靱帯でおおうことによって移植腱の補強を試み,骨付き膝蓋腱(BTB)単独群と比較してその効果を再鏡視像,MRI所見を中心に検討した.補強で明らかなvolumeの増加は認めなかったが,顆間部で摩擦によって生じる線維の分束化を軽減して緊張を保ち,再鏡視所見上は良好な修復が得られた.病理組織学的検討では補強群に明らかな優位性はなかったが,採取した膝蓋腱をおおうことによっても組織再生が阻害されることはなかった.MRIや徒手検査でも良好な結果であった.IKDCスコアでは両群に差を認めなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2002